先日、ウェブサイトを集客とフォロー営業の起点と位置付けておられる中小企業の経営者の方とお話しする機会がありました。
昨年ある事情で、ウェブサイトに組み込んだ代表者ブログの更新が一時途絶えたのだそうです。
すると、ページビューどころか、問い合わせ数や受注数までもが大幅に減少したので、もしやと思ってブログを再開すると、また従前のペースに戻った由。
「ブログの更新がこれほど業績を左右するものだとは思っていなかった。コンスタントな更新が非常に重要なのだと、認識を新たにした」とおっしゃっていました。
しかしながら、ブログを投稿するというのは、エネルギーを要すること。日々の業務に追われる経営者がこれに取り組むとしたら、深夜や早朝しかないのが普通かもしれません。
ならば、もっと時間に余裕のあるスタッフに任せたら?という声が聞こえてきそうです。でも、日々考え、行動するビジネスパースンなればこそ、読み手にとって意味のあるブログが書けるというのもまた真理です。
前掲企業の代表者ブログも、その道のエキスパートである代表者ならではの視点やホットな現場情報が魅力となっていることは、疑いありません。
このように、企業ブログに代表者など多忙なエース級の人材を投入しなければならないならば、短時間で楽にブログが書ける工夫はきわめて重要です(コアな実務や私生活に割くべき時間を犠牲にしたのでは、ブログは決して長続きしませんよね)。
前回、私たちの脳がふいに表示する答え=ヒラメキをうまく使うと、あまりエネルギーを消耗することなく、ブログを楽に継続できると気づいた、と書きました。
以下では、(新米無名ブロガーなのに大変出過ぎたことですが)ふと頭に浮かんだ考えを日常の中でだんだん形にしていく、私なりのブログ習慣について説明します。
名付けて「わらしべ長者型ブログ生成法」です。
習慣その1:ひとりになれる時間を持つ。
ネタを思いつく三大シーンは、お風呂、寝床、歩いているときです。
習慣その2:とにかくメモする。
何か思いついたら、すかさずメモします。引用したい記事を見つけた時も同様。メモ用紙に書いたら「ブログのネタ」フォルダに集め、ときどきテキストエディタに打ち込むようにします。iPadにメモしたら、自分あてにメール送信。仕事中に思いついたらテキストエディタに入力してデスクトップの「ブログのネタ」フォルダに集めておきます(Evernoteに集約)。
習慣その3:折に触れてメモを読み返す。
ネタをEvernoteに集約しておけば、事務所にいても、自宅でも、出先でも、いつでも好きな時に見返すことができます。ネタとネタを組み合わせる、読んで頭に浮かんだことを書き加えることで、断片にすぎなかった元ネタがだんだん一定のまとまりになってきます。
習慣その4:ほかのものと結びつける・ブレンドする。
以上のようにしてため込んだネタは、いつ日の目を見るか。自分の個人的体験や読んだ本、見たテレビ番組、新聞記事など、そのネタを意味づけしてくれるようなものと出会った時がもっともタイムリーという気がします(この記事も、中小企業の経営者との会話から生まれました)。
ゆえに、ストックしているネタが多いほど、ブログ投稿はコンスタントになるというわけです。
じつは、あるテーマでセミナー講師を頼まれた時も、講演内容の大半は「わらしべ長者型」で作っています。
「さあ、セミナーの資料を作るぞ!」というときには、大体ネタがそろっていることが多いので、レジュメやスライドをつくる過程で悩むことはほとんどありません。
もし、何かの参考になればさいわいです。
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