大分県在住の不動産鑑定士・中小企業診断士である長野研一が、考えたこと、気付いたこと、調べたこと、疑問に思ったこと等を集めた雑記帳です。 不動産鑑定士の隣接周辺業務開発および中小企業支援を主要なテーマとしています。
2012年11月3日土曜日
自分からするのが報告、聞かれて答えるのは弁明
先日、Tumblrですてきなフレーズを見つけました。
『自分からするのが挨拶。人の挨拶に返すのは返事。』というものです。
最近、挨拶しても返事すら返さない人がいることに少々驚くことがありますが、それはともかく、「だったら自分の挨拶は、半分くらいは返事に過ぎないなあ」と感じるのは私だけでないことと思います。
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)にも似たところがあります。
あの案件、どんな状況かな?と思っているところに中間報告ないし連絡・相談があるのが本来のホウレンソウ。
他方、お客様や上司に『あの件、どうなってる?』と聞かれて答えるのは、もはやホウレンソウではなく、一種の弁明でしょう。
ホウレンソウを怠る根源には、きっと相手に対する無関心があるものと思います。相手のタスクが少しでも早く前に進むように。納期や成果品の内容に関する相手の不安を解消するために。そんな気働きが少しあれば、リレーションシップはガラッと違ったものになります。
ホウレンソウはほんの「些事」に過ぎません。でも、わずかなエネルギー、ちょっとした「こころ仕事」を怠ったがために失う信頼は、決して「些事」ではすまないものと、私はかつて何度も気付かされました。若かったころの苦い思い出とともに胸に刻んでいることのひとつです。
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