2012年11月25日日曜日

流行らないお店と求心力を欠く組織の共通点


 流行らない店や盛り上がらないイベント、求心力を欠く組織には、面白いほど共通点があると感じています。それは「自分本位」だということ。

 店主が「日曜日だから休む」「夕方6時には閉店する」一方で、『お仕事のお疲れをどうぞ当店で癒してください!』と呼びかけても、いったい誰が、いつ来るというのでしょう?
 でも、そんな店主に限って、「情報発信が足りなかった」と見当違いな反省をしています。

 組織に関しても、リーダーをリーダーたらしめているのは、リーダーの勝手な思い込みではなく、組織の構成員のコンセンサスであることを肝に銘じるべきです。リーダーが勝手に進軍ラッパを吹くことをリーダーシップとはいわない。構成員が思い通りに動かないのは、命令が聞こえなかったからではありません。
 原因を構成員のモチベーションに求め、小集団活動に走るのも、(方向性としては評価できますが)やや飛躍がある気がします。

 社内コンセンサスのポイントとして、目標の共有とか戦略の可視化を挙げる論者がいます。おそらく正しい指摘なのでしょう。でも、ありていに言えば、「構成員を当事者として遇する姿勢」なのではないでしょうか。組織の重要事項にいっさい参与を許さず、帰属意識を持て、というのは、どだい無理な話だと思われます。




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